レーザ加工の導入障壁
ここでは、小型汎用レーザ加工システム設計・開発の発端となったレーザ加工技術の導入障壁について説明いたします
【レーザ加工技術の導入障壁】
レーザ加工は、目に見えない光で加工対象物を加工する工法です。
そのため、その取り扱いや安全面に対する意識がレーザ加工を行う上でとても重要になってきます。
加工が不安定/加工ができない状況に追い込まれた際、見えないレーザ光を目視で確認することができず、途方に暮れて困った経験をお持ちの作業者も少なくないと思います。また、安全面においてはコスト削減のために筐体/カバーを取り付けず、さらにレーザ光を保護メガネなしで取り扱うことは非常に危険な行為です。また、ユーザ側でレーザ機器を選定し、加工条件まで検討されるケースも多々ありますが、機器の種類の多さや仕様検討、そしてその検証実験までを行うとなるとかなりの時間、時には費用がかかります。
そしてさらに、検証実験で得た加工条件が導入後に再現できないといった問題を聞くこともあります。
”レーザ加工技術の導入障壁” は、レーザ加工技術の導入を検討された方なら誰もが懸念する/直面する問題であり、これらの問題をいかにスムーズに解決できるかが加工システムを取り扱う側の役割だと考えます。 経験されるを踏まえ、導入のしやすいレーザ加工システムとして開発したのが『小型汎用レーザ加工システム』なのです。
小型汎用レーザシステムは、レーザ加工において加工技術を支える最重要部分の基幹部を全シリーズで共通化することに成功し、低コスト・短納期化を実現しました。また、取り扱いのし易さ、加工安定性を重視した堅牢な構造、さらにはそれを高精度精密機器の高度な組立技術で国内の量産化を実現しました。
レーザエージェンシーの『小型汎用レーザ加工システム』は、高い精度を要求するレーザ加工技術を根底から支え、生産性の向上に貢献しています。