OEM用光学系モジュール
ここでは、OEM用光学系モジュールについてご紹介いたします
【OEM用光学系モジュールとは】
OEM用光学系モジュールは、レーザ発振器から発振された光を加工ターゲットまで伝送しする役割を担う光学系の部分をモジュール化した製品になります。レーザ加工において加工タクトや加工品質を決定する重要な役割を担う光学系をモジュール化することで、光学系のセッティング時の光軸調整作業などが必要なくなるため、光学系の取扱い経験がなくても容易に装置に組み入れることができます。
光学系モジュールには、”ビームイルミネーション光学モジュール”と”ビームフォーカス光学モジュール”の2種類があります。ビームイルミネーション光学系モジュールは、レーザ光の集光に理想的なコリメータ光を生成する、いわゆる照明光学系の役割を担い、一方のビームフォーカス光学モジュールはレーザ光を固定型、走査型、回転型など加工内容に応じた方法で集光する役割を担います。
各モジュールは、必要な機能や加工用途に合わせて仕様を決めることができますので、ご希望の加工条件に合わせた光学系モジュールをご提案致します。
【OEM用光学系モジュールの特徴】
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モジュールは二種類あり、”ビームイルミネーション光学モジュール”と”ビームフォーカス光学モジュール”の組み合わせでレーザ加工用の光学系が完成します。
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各モジュールには、各種センシング機能を必要に応じて付けることができます。
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光学モジュールは基本的に密閉構造で、内部に不活性ガスを満たすことでコンタミやダストによる光学系の汚れを回避し、光学部品のダメージ防ぎ、寿命を延ばします。
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搭載するシステムのサイズや構造に応じてモジュールの形状を変更することが可能です。
【OEM用光学系モジュール構成イメージ】
【ビームイルミネーション光学モジュールの機能】
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ビームイルミネーション光学モジュールは、集光に理想的なコリメート光を生成するモジュールです。
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必要に応じて以下の光学ユニットが搭載可能で、外部制御することが可能です。
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レーザ出力を調整するアッテネータ(光減衰器)
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偏光面を調整し加工性能を向上する波長板
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光学倍率を可変調整するエキスパンダ
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必要に応じて以下のユニットの搭載が可能です。
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光軸調整ユニット(モジュール内の光軸を確認するユニット)
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パワー測定ユニット(レーザ光の出力を確認するユニット)
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ガイド光ユニット(ターゲット上の加工点を確認するユニット)
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必要に応じて以下のセンシング機能の搭載が可能で、外部制御することが可能です。
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出力フィードバック機能
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光学倍率調整機能
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出力調整機能
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【ビームフォーカス光学モジュールの機能】
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レーザ光を固定型、走査型、回転型など加工内容に応じた方法で集光する役割を担います。
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必要に応じて以下の機能を搭載することが可能です。
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加工面観察機能
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加工モニタリング機能
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加工状態検査機能
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加工内部検査機能
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搭載する集光ユニットによって、さまざまな加工形状を得ることが出来ます。
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高アスペクト比加工
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逆テーパー加工
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ストレート穴加工
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ラインビーム加工
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各種高速加工
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